33年間のサラリーマン生活に決別し、52歳で早期退職をした私の目に「自家焙煎教本(中野弘志著)」が飛び込んできました。
生来コーヒー好きの私は常々「本物といえるコーヒーが飲みたい」と思っていました。
私自身が自家焙煎のお店を持つことができれば、多くの方に美味しいコーヒーを楽しんでもらえるだか...と。
不安と希望の中、著者の中野弘志先生を夫婦で尋ねました。
新居浜に帰り1年半。手回しで豆を焼きながら、本当に自分で焼けるのか?飲んでもらって「美味しい」と感じてもらえるのか?自問自答の日々が続きました。
先生曰く「焙煎時にコーヒー豆を十分観察すれば自然と豆が教えてくれる」とのこと...なかなか見えてこない。
それから2年余りの時が経ったころ、焙煎機の中のコーヒー豆が、今「何をしてもらいたいのか」の表情が見えたような気がしました。